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剣道のゼッケンを「垂れゼッケン」または「垂れネーム」と言います。このゼッケンに使う素材について少しお話ししましょう。 「垂れ」に付けるゼッケン袋の生地は、剣道着と同じ素材を使います。ポリエステル70%にレーヨン30%のテトロン製のものもありますが、大方は藍染生地を使います。 剣道着で使う藍染は5000番から10000番まであって番数の大きいものほどお値段も高いのです。 藍は春に種を蒔き、夏に刈り取って乾燥させます。それに水を加え3ヶ月間くらい寝かせこんで発酵させ「すくも」と呼ばれる染料が出来るまでに約10ヶ月かかります。 日本で一般的に栽培されている藍はタデ科のタデ藍です。花色は白花種と赤花種があります。この他には沖縄にキツネノマゴ科の琉球藍があり、古くから泥藍として使われています。また北海道には古来アイヌが利用していた蝦夷大青が海岸地方に自生していたそうですが、今ではあまり見かけなくなったようです。 藍の色には「あさぎ」「はなだ」「かちいろ」とあります。剣道着に使うのは「褐色・かちいろ」で「勝色・かちん色」とも言います。 藍の特長は繊維が締まり丈夫、防虫・消臭効果、皮膚病の抑制、紫外線をカットする等の効果があり、また色的には精神の沈静化、集中力の促進、発汗を抑えるなどの心理学的作用もあるようです。 藍染生地で作った袋に貼り付けたり縫い付けたりしてある白い文字は合成皮革です。通称クラリーノと言っていますがこれは「潟Nラレ」で作る人工皮革の商品名です。「クラリーノ」とはトランペットの古い型の吹奏楽器の名称に由来します。「クラリーノ」が潟Nラレと言うオーケストラの中で吹奏楽器の地位を占め、勇壮に前進するファンファーレのように鳴り響いてほしいと開発当時の社長が命名されたのだそうです。 その後、他社から類似商品が数々出ていますが、使用する側ではアヒルのCMで有名になった人工皮革(クラリーノ)の知名度を利用してすべてクラリーノ製と言っています。 類似品にもそれぞれ商品名があるのですが、クラリーノと言ったほうが話が早いのです。 類似品の多くは純正クラリーノの半値以下で仕入れることが出来ますが、藍染生地に縫い付ける合成皮革の文字は純正クラリーノが一番生地に馴染みます。 潟Nラレの厚さ2ミリのクラリーノを厚さ1.6ミリに漉き加工したものを私ども「のじりねーむ工房」では使っています。1.5ミリや1.8ミリを経て1.6ミリになりました。藍染8000番にはクラリーノの厚み1.6ミリが最適との答えを得たからです。 たかがゼッケンとは言え作る側ではいろいろ模索して依り良い仕事を目指しています。 《工房案内》 書体見本のブログは:http://naka6ra.blogzine.jp/photos/kendoo/ すべての書体が掲載されていますのでご覧ください。 製作内容と料金のブログ:http://d.hatena.ne.jp/riyo2424/ ご注文は・・・・・E-mail:<nojiri2827@yahoo.co.jp> のじりねーむ工房 主宰 中村 光伸 〒886-0213 宮崎県西諸県郡野尻町大字三ヶ野山1297-26 FAX:0984-44-2827 TEL・FAX:0984-44-3119・050-1504-4053 |
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